8月10日

昼過ぎに起床。強烈な夢を見たような気がしたのだが、200mバタフライの決勝を見過ごしたことに気づいて、すっかりそれどころではなくなってしまった。

夜、学部の同期と高倉二条で久々につけ麺を食べ、その足で脱出ゲームへ。クリアならず。これで通算1勝2敗。参加する前は全然乗り気ではないのだけれ、いざ始まるとめちゃくちゃハマる。その温度差にやられて、いつの間にか次回の脱出ゲームの予定を入れてしまう。今回も例に漏れずやられた。

疲弊した脳みそを引っさげ、近くの日本酒バーへ。久々の日本酒に、素晴らしいつまみをいただき、最高の気分だった。さらに大学そばの飲み屋になだれ込み、ビールをグビグビやっていた。最後の方は、科学の共同体にいることの苦痛について話していた。社会学認知心理学、人類学の学徒が居合わせると、そういう話に収斂してしまうのも已む無しという気はする。

店を出ると空が白み始めていた。懐かしい生活だった。幸せではあるけれど、これが当たり前でいられるような時期は、自分の遥か後ろに流れ去ってしまったのだという確信もある。