7月28日

9時起床。身体がだるい。ベッドに寝そべり、ずっとネットサーフィンをしていた。主に相模原市の殺人事件にかんする人びとの反応を見ていたけれど、なんだか眩暈がした。事件それ自体もそうだし、反応の一部もそうだけれど、自分にとって生理的に受け付けない思考は、その論理が理解できても、ゾッとする。疲れる。

16時から20時頃までバイト、帰宅後もどうにも倦怠感が拭えず、ぼんやりとしているうちに一日が終わった。目に見える成果が出なくても、いまの身の上では別段困ることもないし、数日勉強しなかったからといって、何かが大きく損なわれているわけでもない。いまは精神の平安がある。そのうち、何事もなかったかのように本を読み、勉強をし、泳ぎ、料理を作り、日記を書くことになる。本当の自分になる、といった物語は、僕を突き動かす力を持っていない。僕にとって、あるようにあることこそが自然な在り方であり、唯一しなければならないことといえば、意志が弾力を失わないように、ほんの少しだけ気を回す、ということ。それだけでいい。