7月20日

9時半頃起床。まだ肩周りの筋肉が痛いのでプールは見送り。14時頃までゴロゴロしたり、ゼミの予習をしたり、米をかき込んだり。

大学へ行き、ベンヤミンのゼミに出席。カール・クラウス論とエドゥアルト・フックス論について。
前者は、初期の「言語一般および人間の言語について」から後期に至るまで、彼の言語観は神学的に一貫していることが表明されていることがよく分かる。なんというか、物凄く熱を感じる文章で、三つの表題と「名」や「根源」の問題が複雑怪奇に絡み合っているし、ここに何かを読み込もうとすれば、ある意味では何でも出てきそうな気さえする。個人的には、もっと表題にかんする議論をしたかった気もする。
後者の論文は、(ベンヤミン流の)史的唯物論の立場がある意味で史的唯物論的に素描されているように読める。クラウス論やゲーテ論に見られる熱は、蒐集家的な情熱と史的唯物論の下支えにあって成り立っている。論文的。

ゼミ後に図書館へ。新刊棚にチェーホフ研究の本があり、即座に借りようとするも、既に借りていた本の貸出期限が昨日までだったらしく、断念。すみません。

スーパーに寄って卵(何故か試供品を複数個いただいた)とササミを買ってから帰宅。親子丼もどきを作って食べた。ベッドに横になって本でも読もうと思っていたが、気づけば3時間ほど寝ていた。ロシアに住む核家族(日本語話者の日系人)と麻雀する夢を見た。お父さんが八萬を捨てたところ、お母さんの七対子と僕の四暗刻単騎のダブロンでぶっとび。お父さんがブチ切れて部屋を出るところで目が覚めた。おそらく、最近ロシアに行きたいという話をしていたためだろう。夢のなかにロシア要素はまるでなかったが。

その後、延滞中の本を流し読み。目次、前書き・序論、後書きがキチンとしている本は多少雑に読んでも話が頭に入ってくるので有り難い。もっとも、有用な箇所を文字の羅列のなかに探し求めるだけの読み方など、読書体験として貧しいことこの上ないが。

そろそろ生活リズムを整えたい。筋肉痛もいい加減に治ってほしい。